受傷内容外貌醜状痕,鎖骨変形
受任時期症状固定前
後遺障害等級併合8級(醜状痕9級,鎖骨変形12級5号)
獲得金額約1570万円(既払を除く,過失2割)
ポイント醜状痕については,自賠責調査事務所での面接が必要となるため,同面接に当事務所弁護士の立ち合いをお願いし,適時に外貌醜状痕の等級を獲得しました。

等級獲得後の裁判では,醜状痕による逸失利益と過失割合が主たる争点となりました。前者については,複数時点における被害者の醜状痕の程度を主張立証することにより,被害者に生じた醜状痕に改善の見込みがないことなどを根拠として,逸失利益による相当額の賠償金を獲得しました。

後者については,保護者の監督責任,被害者の道路横断状況などを根拠として大幅な過失相殺の主張が行われましたが,被害者の年齢から事故状況についての直接的な反論が困難であったため,事故当時の道路状況,日没時間等の客観的資料に基づいた反証を行い,過失相殺による減額を最小限にとどめる内容の和解案を実現しました。